夜も更けてきたので、ルイスは別れを告げて帰宅した。ダックスも眠気を感じると言い、おやすみのキスをしてから二階に上がって眠りについた。
ベラは自室に戻り、ステファンに電話をかけて彼に依頼する仕事について話し合おうとした。
しかし、ナイトガウンに着替えてステファンに電話をかけようとした矢先、携帯電話の画面にトリスタンの名前が表示された。電話に出る前に時間を確認すると、午後10時30分だった。トリスタンからの着信に手が止まる。
ベラは遅い時間だったので電話に出ないことにした。
着信音が止まって安堵したのもつかの間、彼からのメッセージに息が詰まりそうになった。
[トリスタン]まだ明かりがついているのが見えるよ、ベラ(笑顔の絵文字)
[トリスタン]入ってもいい?少し直接話がしたいんだ。