446 疑惑

矢崎粟は協会を退会するというスクリーンショットを投稿した。

今回、彼女は背後にいる人と直接対決することを選び、相手がどれだけの手を持っているのか見極めようとした。

矢崎粟の投稿が出るや否や、小島一馬はすぐに転載し、【私もこの結果を信じられない。多くの被害者に公正な裁きを!】とコメントした。

二人のフォロワーは多く、次々と転載していった。

数分で、投稿の閲覧数は億を超えた。

矢崎粟と親しい多くの人々も投稿を転載し、彼女への支持を表明した。

今回は、矢野常と矢崎政氏までもが転載した。

矢崎粟の投稿はすぐにトレンド1位となり、さらなる議論と注目を集めた。

状況を理解した多くの人々も、道家協会に再調査を求め、被害者への公正な裁きを望んだ。

番組の視聴者たちは次々と道家協会のアカウントで反対と疑問を投げかけ、協会に再調査を求めた。

道家協会。

SNSを管理する岡本新は額の汗を拭いながら、ため息をついた。

ネットユーザーだけでなく、彼自身もこの結果を信じていなかった。

それに、小西大師の実力が弱く、生きている人間を操ることなど到底できないことも知っていた。

しかし上層部が矢崎美緒を守ろうとしているようで、彼にはどうすることもできなかった。

岡本新は疑問の声が増えていくのを見て、再び上司に報告した。

上司は冷たく言った。「余計なことは考えるな。奴らの好きなように言わせておけ。矢崎粟を非難する投稿を出せ。個人的な恨みにこだわるなと言え。」

岡本新は作業室に戻り、憂いながら投稿を編集して反論した。【事態は既に明確に調査済みです。一部の芸能人は個人的な恨みで、でたらめな憶測を広めないでください!さもなければ、協会は扇動者に対して法的措置を取ります。】

この投稿が出るや否や、ネットユーザーたちが殺到した。

矢崎粟も、投稿で言及された「一部の芸能人」が自分を指していることを理解し、協会が火の矛先を自分に向けようとしていることを悟った。

矢崎粟は冷笑しながら、さらに投稿を続けた。【玄学大師として、私は矢崎美緒が誰かに操られているとは感じません。私は誓います。もし私が嘘をついているなら、天罰で死んでも構いません。矢崎美緒の背後にいる共犯者は誓えますか?あなたたちは黒白を転倒させようというのですか?】

投稿が出ると、小島一馬が再び転載した。