弱い者だけを狙うのは、原東のスタイルではない。
矢崎粟は頷いて、また尋ねた。「もし彼が逮捕を拒否したら?他の信者たちと共謀して罪を逃れようとしたら、玄学管理所はどうするんですか?」
彼女は玄学管理所がどこまでできるのか知りたかった。
もし玄学管理所が最後まで持ちこたえられないなら、矢崎粟は最悪の事態に備えて、他の方法を考えなければならない。
原東は言った。「逮捕を拒否するなら、我々は実力行使に出る。一対一では玄学師に勝てないかもしれないが、我々には科学技術で開発された武器がある。これらの武器は玄学師と科学者が共同で開発したもので、過ちを犯した玄学家に対処するためのものだ。」
彼は一旦言葉を切り、続けた。「彼がまだ人間の肉体である限り、これらの武器から逃れることはできない。信者たちが邪魔をするなら、順次罪状を確定して、一緒に逮捕する。」