舞台の上で、山本風尾は手を振り、「皆さん、私は一人の人物を推薦したいと思います。その人物とは山本金久おじさんです。今回、彼は私たちの全ての書籍と図面を守り抜きました。工匠の里の功労者として相応しい人物です!」
彼が舞台下を見ると、山本金久おじさんは慌てて首を振っていた。「いけません、私は管理なんて全くできません、無理です。」
彼は以前図書館の管理人でしたが、足が不自由になってからは通りの清掃員となり、族長になることなど考えたこともありませんでした。
山本風尾は言った。「山本金久おじさんは徳が高く、また大きな功績を立てました。皆さんにはよく考えていただきたいと思います。これから投票を行いますので、山本金久おじさんを族長にしたい方は、投票用紙に記入してください。」