山本風尾は言った、「じゃあ私が料理を作るよ。新しく二品覚えたんだ」
彼の気分もだいぶ良くなっていた。
藤田川はゆっくりと言った、「じゃあ私はケーキとトーストを焼こうかな」
ちょうどバーベキューに合わせて食べれば、主食を用意する必要もない。
一行は再び楽しくなってきた。
いつものように集まるだけじゃないか?
午後6時半。
矢崎粟は時間通りに生配信を始め、スマホをスタンドに置いて、みんなに挨拶した。
彼女は言った、「みなさん、こんばんは。今夜は日常生配信です。庭にはたくさんの友達が来ているので、私の友達たちにもみなさんに挨拶してもらいましょう!」
彼女はカメラを矢野朱里たちの方に向けた。
矢野朱里は赤いドレスを着て、清潔な化粧をしていた。「みなさん、こんにちは。私は矢野朱里です。粟の親友でもあります」
「こんにちは、藤田川です」
藤田川は小さなケーキの盛り合わせを持って出てきて、顔には優しい笑みを浮かべていた。
小道士が彼の後ろについて走っていた。
カメラが切り替わり、山本風尾と山本澄夫の画面になった。
山本風尾のハンサムな顔が画面に映ると、ファンたちは興奮して騒ぎ始めた。
【新しいイケメン!】
【ああ、すごくカッコいい!体からは木のような癒し系のオーラが出ていて、こういう男性大好き】
【芸能人なの?】
【このイケメン好き、芸能界にはこういう人が足りないよね】
【かっこよすぎる、私、メロメロになっちゃった】
【こういうタイプ好き】
【で、このイケメンも粟の友達なの?】
【粟の友達みんな顔レベル高すぎ、一人一人がイケメン美女で、私も彼らの生活に入りたい】
【うんうん、そうだよね!】
【羨ましい、藤田大師が焼いた小さなケーキ、すごく美味しそう!】
ファンたちは騒ぎ立て、矢崎粟の別荘での生活や友達との過ごし方を羨ましがっていた。
山本風尾は自己紹介した。「みなさん、こんにちは。山本風尾です。木工職人をしています」
彼は言い終わると、照れくさそうに笑った。
山本澄夫は言った、「みなさん、こんにちは。山本澄夫です。僕の能力は未来を予測して、悪い人をやっつけることです!」
彼は拳を握りしめ、顔には決意の表情を浮かべていた。
知らないうちに、彼の真剣な様子が配信を見ている人たちを笑わせていた。