【矢野朱里のバーベキュー、とても美味しそう。チキンウィングは外はカリッと中はジューシー。】
【マジで?あの小さなケーキは藤田大師が焼いたの?本当に驚いた。】
【うわぁ、彼らの生活が本当に羨ましい。】
【グループのバラエティ番組を一回出してよ、絶対見るから。こういう友達同士の付き合い方が好き。】
【そう、グループのバラエティ番組を出して。】
【幸せすぎて涙が出そう……】
【癒される!】
コメントが次々と流れていく。
渡辺露はコメントを見ながら、感慨深く思った。
同時に、彼女は社長をより一層尊敬した。このような噂に囲まれている時でも、社長はいつも逆境から這い上がることができる。
これはまさに悪いことを良いことに変えたのではないか?
矢崎粟の知名度はさらに高まり、友人たちとの生活も人々に知られるようになった。
さらにファンの粘着度も高められる。
一石三鳥だ!
今回の生配信では、多くの人が山本風尾を好きになり、山本風尾のファングループまで作られた。
グループにはかなりの人数がいた。
パーティーが終わる頃、矢崎粟は再び携帯を手に取り、ファンたちとチャットを始めた。
彼女は言った、「今日の配信はこれくらいにしておきます。ファンの皆さん、何か質問はありますか?」
コメント欄には。
【粟、今夜とても綺麗だよ!】
【頻繁に配信してくれない?あなたの生活が本当に好き!】
【もっと共有して。】
【テーブルの上のケーキは本当に藤田大師が焼いたの?】
【山本風尾くんはエンターテイメント業界の人?】
【粟、次の作品ではどんな役を演じる予定?】
一瞬のうちに、何十ものコメントが素早く流れていった。
矢崎粟は応えた、「今回の配信は実験的なものです。反応が良ければ、また配信することを検討します。」
彼女はさらにコメントを見て、続けた、「お菓子作りやベーキングは藤田師兄の趣味で、テーブルの上のお菓子は全部彼が作ったものです。」
その後、いくつかのコメントに続けて返信した。
矢崎粟は言った、「さて、今日の配信はここまでです。さようなら、おやすみなさい。」
彼女がそう言うと、配信を終了した。
ファンたちは突然「配信が終了しました」と表示され、まだ興奮が冷めやらぬ様子だった。
矢崎粟の配信はトレンド入りした。