第258章 中毒

景雲昭は徐さんのところを離れたばかりで、数日間待っていた黎少雲がようやく結果を知らせてきた。

疑いの余地もなく、実の子ではなかった。

夜の中、景雲昭は少し笑みを浮かべながら、藥箱を空間に戻し、気分が良かったので、帰り道で少し寄り道をして買い物をした。

茶店の前を通りかかると、景雲昭は中が騒がしいのに気づいた。考えた末、中に入ってみることにした。入るなり、三人が地面に倒れているのが目に入った。顔と唇が黒ずみ、痙攣を起こし、吐き気を催し、爪が紫色になっていた。

これは明らかに中毒の症状だった。

景雲昭はすぐに駆け寄り、顔色を変えた。この立派な茶店で、なぜ断腸草の毒に当たる人がいるのか?

この断腸草は、匂いを嗅ぐだけでもめまいを感じるほど猛毒で、毒草とはいえ、そう簡単には手に入らないはずなのに……