第310章 腹黒い老魔女

「お腹が痛いと言って、私が治療しようとしたら、地面で二回転がって叫んだ後に突然よくなったなんて。蔣叔母さん、あなたは向かいの茶店のオーナーでしょう。玉霊茶館を陥れようとしたわけじゃないって言っても、誰が信じるの？」

景雲昭は直接口を開き、続けて言った。「今、私もこのお茶を飲みましたが、全く同じ味で少しの違いもありません。むしろ私の方があなたより多く飲んでいます。なのに、なぜ私は何ともないのでしょう？まさか、このお茶に目があって、人を見分けられるとでも？あなたが黒い心を持った老魔女だと知って、毒りんごのレシピを味わわせたとでも！？」

楚榮は口角を引きつらせた。毒りんごを食べたのは白雪姫のはずなのに、なぜ景雲昭の口から出てくると老魔女になるのだろう。

蔣お母さんの顔色が青白く変化した。

そして他の人々は、完全に理解した。

先ほど少し心配していた客たちも、すっかり安心した。

もし今回事件を起こしたのが他の人だったら、彼らはまだこの玉霊茶館が潔白ではないと思ったかもしれない。しかし、第一茶閣のオーナーだったとは！

第一茶閣の商売が最近なぜ悪くなっているのか？それは彼らの店に問題があったからではないか？

今、第一茶閣の商売が上手くいかず、この玉霊茶館を妬んで、同じような方法で冤罪をかけようとしたのでしょう？なんて悪意に満ちた考えなんでしょう。これからは絶対にあの茶館には一歩も入りませんよ！

それに、この玉霊茶館のお茶は第一茶閣よりずっと美味しいです！

一口飲めば香りが口の中に残り、このお茶の色合いも絶品です。以前は第一茶閣の名声が大きく、他の場所は第一茶閣にも及ばなかったので、仕方なくそこで消費するしかありませんでした。でも今は玉霊茶館が出てきたので、もう自分を我慢する必要はありません。

この茶館では、従業員の態度が親切なだけでなく、サービスも行き届いています。これらのお茶菓子も非常に新鮮で清潔で、味も良く、他の茶館とは比べものになりません！