第344章 前途を賭けて小人と付き合う

景雲昭は手の中の人參を見下ろし、軽く撫でながら、笑みが消えることはなかった。

崔お姉さんの目には特に目障りに映り、もう装うことができなかったが、彼女の手にある物が手に入るなら、善良な振りを続ける必要もないと思った。

良い物は誰もが欲しがるもの、自分だって欲しい、何か問題でもあるのか?

「私を皮肉る必要はないわ。賭けを持ちかけたのはあなたで、人參を出したのもあなた自身。そこまで言うなら、私が受けないわけにはいかないでしょう」と崔お姉さんは言い、景雲昭が後悔するのを恐れて、さらに付け加えた。「でも景雲昭、私だって道理の分からない人間じゃないわ。あなたは幼い頃から苦労して生きてきたのだから、賭けをやめたいというなら理解できるわ……」

景雲昭には、彼女が過去の出来事を持ち出して挑発しているのが分かっていたが、もはやこの手は通用しなかった。