第367章 地主になって人生大逆転

甘堇辰が言い終わると、景雲昭の顔色が暗くなった。

「彼のお父さんが何を考えているのか本当に分からないわ。蕭海清はどう言っても彼の娘なのに、娘を寧市に連れて行くのは当然だとしても、良い学校を選ぶべきなのに、わざわざレベルの低い学校を選ぶなんて。私が特別に父に調べてもらって初めて分かったんだけど、あの学校は私立で、中には裕福とは言えないけど一般家庭よりは上の二世たちが多いのよ!」甘堇辰も怒りの表情を浮かべた。

景雲昭はこの時、細かく前世のことを思い出していた。蕭家の引っ越しについて、前世とは少し違いがあることに気付いた。

前世では喬紅葉がずっと学校にいて、帰宅後に蕭海清のことを何度も話していたので、蕭海清が京都の大学に合格するまでずっと華寧県で生活していたことは確かだった。