第366章 帰郷、海清の転校

景雲昭も何事にも限度があることを知っていた。彼女はこの空から降ってきた新参者として、年上の先輩たちに勝ち続けてきた。名声は得たものの、恨みも買っていた。

何事も度を超えてはいけない。水は満ちれば溢れる。

そのため最後には、景雲昭は薬会の三人の古参の先輩たちとは比べ合わなかった。彼女のここまでの実力は、その三人の先輩たちも十分理解していたし、また彼女には先天的な優位性があり、これらの先輩たちは長年の努力と経験の積み重ねだった。彼女としても、事を極端にして他人の面子を潰す必要はなかった。

しかし、最後まで勝負しなかったとはいえ、景雲昭は間違いなくこの薬会での最大の勝者だった。

薬田の四分の一の利益は決して小さくなく、来年一年間、その金は彼女の手元に届くことになる。