第480章 人で溢れかえる

孟林の悲鳴が絶え間なく響き渡り、しばらくすると、地面には血溜まりが染み出し、手足の筋が切られていた。

黎少雲はホテルにいて、三人はそれぞれ休んでいた。景雲昭は白俞安に状況を探らせた。

白俞安は情報を得て驚いた。

この帝享龍庭は開業したばかりで、彼も聞いたことがあり、開業の時に招待されたほどだった。ただ、この場所が孟林の管理下にあると聞いたため、直接断ったのだが、そんな場所が一瞬にして摘発されるとは思いもよらなかった。

この帝享龍庭は建設時に巨額の費用がかかり、内装だけでも数億円を費やした。その中での取引について、多くの人々は内実を知っていたが、背後に大きな後ろ盾があるため、誰も干渉できなかった。

少なくとも寧市のこの地域では、孟林をこれほど怒らせる者はいないはずだった。

しかも、今や怒らせただけでなく、孟林まで一緒に逮捕されてしまった。

警察署は人で溢れかえっていた。

美女も美男子も目が眩むほどいて、帝享龍庭の方は完全に一掃され、中の全スタッフの名簿も警察の手に渡り、署長や局長たちの前に置かれていた。その名簿を見て、彼らは言葉を失うほど衝撃を受けていた。

これらの男女接客係が開業以来接待した客、時間、取引額が全て詳細に記録されており、さらに様々なランク分けもあった。それ以外にも、特別な地位にある客が記録され、彼らの好みや身分まで名簿に記されていた。

このようなものを見て、誰が冷静でいられただろうか?

幸い、この件は上からの直接管理となったため、彼らは資料を見ることはできても、それ以上の権限はなかった。

しかし、逮捕された客の全てが性的サービスを受けていたわけではなく、純粋にビジネスの話し合いのために来ていた人もいた。接待を受けてはいたものの、それ以上のことはしていなかった。これらの人々に対しては、取り調べの後、警告を与えただけで、厳しい処分は行わなかった。そうでなければ、今日の警察署は座る場所もなかっただろう。

それでもなお、人数は少なくなかった。

結局のところ、その中の大部分は現行犯で捕まり、写真も撮られており、否定の余地はなかった。さらに、女性やイケメンスタッフの証言もあり、明白だった。

拘留すべき者は拘留し、教育すべき者は教育し、罰金を科すべき者には罰金を科し、まさに大騒ぎだった。