第504章 今度こそ確実に

景雲昭は損をする人ではなかった。

最初の一発は鐘さん兄弟が蘇楚をあんな嫌な方法で扱ったからで、二発目は主任に校庭掃除の罰を受けたからだった。重労働ではないとはいえ、これも兄弟のせいだと考えていた。

彼女は以前、花泥棒のために華寧県の多くの勢力を一掃し、その結果、花泥棒は今や華寧県で絶対的な存在となっていた。一言で頼めば、花泥棒は喜んで協力してくれた。

そして同時に、景雲昭は花泥棒に鐘清の居場所を探してもらった。

花泥棒の動きは早く、景雲昭が提供した写真もあって、すぐに情報が入ってきた。

鐘清は現在、民家に住んでいた。その家の持ち主は老人で、近所の話によると、その老人の子供たちは地方で成功を収め、老人を引き取ったとのことで、家は現在、文鴻という人物に任されているという。