第509章 厄病神

景雲昭の瞳には冷たい光が宿り、心を刺すような寒気を放ち、鐘清は一瞬背筋が凍る思いをした。

しかし、すぐに憎しみの表情で歯を食いしばって言った。「あなた、自分が何様だと思ってるの!天下を取ったつもり?私が仕事を見つけられないって言うの?いいわ、絶対に見つけてみせる。私はちゃんとやっていくわ。あなたみたいな厚かましい女に好き勝手させないわよ!」

景雲昭は眉を上げて笑った。「私が厚かましい?いいわ、あなたのその偽善的な顔がいつまで保つか、見物ね!」

鐘清の面子は、実は彼女自身がとっくに失っていたのだろう?

彼女が彼氏を頼りに様々な服やアクセサリーを買い漁り始めた時から、ただその時は恋愛という完璧な言い訳で自分を覆い隠し、無実で当然であるかのように見せかけ、その後帝享龍庭での時はなおさらだった。表面上は恥ずかしがり屋を装いながら、実際は普通の人では想像もできないほど厚かましく、そして今、その騙されやすい彼氏もいなくなり、今度は見知らぬ人に近づいている。