第527章 衝撃の現場

この胡家の辺りは二階建ての民家が多く、家々はほとんど同じような造りで、四方を高い壁で囲まれ、鉄製の密閉された大門があり、見るからに暗くじめじめした感じがした。

胡家の両側の道路には警戒線が張られていた。事件が起きた直後は大勢の人が集まっていたが、今は数時間が経ち、夕食時になったため、ほとんどの人は帰ってしまっていた。

しかも、この家族が悲惨な死に方をしたという噂を聞いて、近所の人々もこの時期に縁起の悪いことに関わりたくないと思っていた。

「なんて罪深いことでしょう。お年寄りも子供も見逃さないなんて。あの強さんは本当にろくでなしね。胡さんがあんなに良くしてくれたのに、実の孫のように扱ってくれたのに……」

景雲昭が到着した時、まだ数人の見物人がいて、一人の老婆が涙を拭いながら心を痛めて語っていた。

「こんな親戚を持つなんて、八代前からの因果だわ。思い返すと本当に怖くなるわ。私も前に彼らの家に物を借りに行ったことがあるのよ。あの時、強さんの目つきが異様に怖かったわ。私は運が良かったわ……」と、もう一人が言った。

景雲昭はため息をついた。この一家は本当に理不尽な災難に遭ったのだ。

間接的には、彼女のせいで死んでしまったとも言える。

警察が公表した説明では彼女は関係していないことになっており、ただ胡強には精神疾患の疑いがあるとだけ述べられていた。

景雲昭は特別に病院に残っていた警察官に同行してもらい、そのおかげで順調に進むことができた。胡家の大門をくぐった瞬間、重苦しい雰囲気とあの奇妙な匂いを感じた。

彼女は嗅覚が鋭く、その匂いは無形のうちに増幅され、非常に鼻を突く臭いだった。

中庭には六体の遺体が置かれており、その他にも包装された肉の塊がいくつかあった。鐘清は片隅にしゃがみ込み、恐怖の表情を浮かべ、顔を上げることもできず、涙が止まらず、精神的に完全に崩壊していた。

彼女は胡文鴻が良い人だと思っていたのに!

しかし、彼は胡文鴻という名前ですらなく、胡強という名前で、変態だった。完全な変態だったのだ!

地下室に行かせてくれなかったのも当然だった。そこにはこんなにも多くの遺体が置かれていたなんて。お年寄りや子供の遺体が、服を剥ぎ取られ、まるで豚肉の塩漬けのように処理されていて、見るに堪えないほど吐き気を催すものだった……