もっと欲しい?

しばらくして、ジェスリンは起き上がろうとしたが、できなかった。体はまだ震えていた。ヴェラはこんな感じだったのかしら、と彼女は考えた。

そのとき、壁が開き、マーベリックが食事の載ったトレイを持って入ってきた。

ジェスリンの目は、目を引くその揺れるものから離れることができなかった。

「なんで何も着てないの?」彼女は少し眉をひそめた。誰かに見られたらどうするの?

この広大な島には二人しかいないということを、混乱した頭で忘れていた。

「着る意味がある?」

「誰かにこんな姿を見られたら―」突然、他に誰もいないことを思い出し、頬が熱くなった。

「本当のことを言わないの?」

「どんな本当?」彼女は視線を逸らそうとしたが、どうしても彼のそこに目が戻ってしまう。

「もっと欲しいの?」

「待って、マーベリック」彼女は唾を飲み込んだ。「疲れてるの」

マーベリックは彼女の前にトレイを置き、ベッドの端に座った。

「ん」彼は頷いた。

ジェスリンはため息をついた。彼は彼女の分だけ持ってきていた。トーストには目玉焼きと野菜が乗っていた。チーズはない。彼女はフォークとナイフを手に取り、フォークでトーストを押さえ、ナイフで一口大に切った。

「食べて」彼女はマーベリックに手を伸ばした。

マーベリックはこの朝食が嫌いだということは言わなかったが、彼女が初めて食べさせてくれるということで、口を開けて食べ物を受け入れた。

「あなたも続けるために体力が必要よ」彼女は心の中で自分の口を責めながら、食事に集中した。

たった一度だけなのに、まるで三回戦したかのよう。なんでこんなに獣のように激しいの?

マーベリックは三ヶ月半も我慢していたのだから、チャンスを得た今、全力を出したくなるのも理解できる。

...

食事と休憩の後、ジェスリンは体がまだ痛むため、もう一回戦することを拒否した。そこで二人は他のことをすることにした。結婚生活はセックスだけじゃないのだから。

マーベリックは薄氷を踏んでいることを知っていた。ヴェラが妊娠していることをジェスリンが知れば、また爆発するだろうし、それが二人の関係の存続を決めることになるだろう。だから彼は、彼女が何があっても離れられないほど、深く彼女を虜にする準備をしていた。