第128章 赤いドレスと金のマスク！！

白井桜子は昨日、鍼灸を受けた時、実はとても不快だった。

でも我慢して何も言わなかったため、鍼灸が終わった後、完全に疲れ果てていた。そのため、昼間にあれほど多くの出来事があったにもかかわらず、夜はぐっすり眠れた。

彼女は全く予想していなかった。ただ一晩眠って、その間に何度かトイレに行き、朝にもう一度トイレに行って、再び体重計に乗った時、こんなにも痩せているなんて！

五キロ！

一日で五キロも痩せた！！

この数日間も毎日痩せ続けていたし、最近は食事も睡眠も十分に取れず、ほとんど食べていなかったので、計算すると以前と比べて、もう十五キロも痩せていた！！

人生で初めて85キロを下回った……

彼女が知らなかったのは、彼女の体内はホルモンによる肥満で、むくみだったということ。もし最初から沢井恭子が鍼灸を始めていれば、もっと早く痩せられたかもしれない。

しかし沢井恭子は意図的に制御していた。急激な減量は体に良くないからだ。

そして初期の大部分は水分の排出で、外見上でも、彼女の変化は非常に大きかった！

顔は昨日よりもさらに一回り小さくなり、目の腫れも引いて、少なくとも顔立ちがはっきりと見えるようになった。

彼女を見た人の第一印象は皆、すごく痩せた！というものだった。

佐藤澄夫も呆然と見つめていた。

たった一晩寝ただけで、人がこれほど変わるなんて想像もできなかった。

正直に言えば、以前は声のフィルター効果で可愛いと感じただけだったが、今では当時のミスキャンパスの面影が垣間見えるようになっていた。

内緒話をしていた数人のおばさんたちも急いで口を開いた：

「まあ、白井家のお嬢さん痩せたわね！今度は本当に痩せたのが分かるわ！」

「痩せたら本当に綺麗ね！」

数人は急いで言い方を変えた。

佐藤澄夫は先ほど話したおばさんの方を向いて：「おばさん、お名前は？姓は逆さまに書くんですよね！」

おばさんは両手を腰に当てて：「私は田中よ！」

「ハハハハ！」

他の人々も一斉に笑い出した。

おばさんたちは噂好きだけど、悪意はなく、この数年も家の母の面倒を見てくれていたので、白井桜子は彼女たちと細かいことは気にしなかった。今日もまた鍼灸に行かなければならない。

-

海浜市郊外のある私邸で。

この時、山崎夏枝は恐る恐る目の前の男を見つめていた。