第435章 罪人?

沢井恭子が行動を起こそうとしたとき、鷹野隆は笑みを浮かべながら和田則尾の前に立ちはだかった。「和田隊長、彼女はまだ女の子だよ。そんなに強引にしないで、少しは女性に優しくしたらどうだい?」

和田則尾はその言葉を聞くと、怒鳴った。「ここに男女の区別はない。善人と悪人があるだけだ!女性は弱そうに見えても、平気で人を殺す極悪人もいる!」

そう言うと、彼は逮捕に向かった二人の部下を睨みつけた。「彼女が女だからといって油断するな。5号神経毒素がどれだけの命を奪ったか考えろ!そして5号神経毒素が何年前に出現したか?もし彼女が開発したのなら、当時彼女はたった11歳だったんだぞ!幼くして既に悪意に満ちた、極悪非道の犯罪者だ!」

言い終わると、彼は沢井恭子を怒りの目で見つめた。「早く行け!」