たった一日で、隼人は白川昼と仲良くなってしまった。
白川昼は得意げに馬場絵里菜に向かって眉を上げ、満足そうな表情を浮かべた。
馬場絵里菜は思わず笑みを漏らし、進藤隼人を見ながら言った。「一緒に行きたいなら、自分で聞いてみたら?」
進藤隼人は本当に白川昼を見上げ、期待に満ちた表情で尋ねた。「白川お兄さん、今度もまた一緒に遊びに行っていい?」
そう言うと、まるで褒美を待つ子供のように、瞬きもせずに白川昼を見つめた。
白川昼はそれを聞くと、銀白の前髪の下で眉を軽く上げ、馬場絵里菜を一瞥してから、進藤隼人に向かって言った。「僕が行けるかどうかは、君のお姉さん次第だよ。」
確かにその通りだった。馬場絵里菜は門主として、彼女が許可しなければ、彼は同行できないのだ。
しかし、進藤隼人の耳には違った意味に聞こえ、白川昼を見つめた後、静かに視線を馬場絵里菜へと移した。