次の二日間の秋の遠足では、学生たちは不満を漏らしながら過ごしました。キャンプの新鮮さが過ぎ去ると、人里離れた山の中はすぐに退屈に感じられました。
さらに、食事も満足に取れず、よく眠れず、毎日の洗面用の水も限られていて、まるで終末の生存ゲームのようでした。
中にはクラスによっては火の起こし方を知らず、丸一日温かいものを口にできないところもありました。1組が午後には竈を組み立てて麺を茹で始めたと聞くと、皆が見学に駆けつけ、それを真似するようになりました。
気分が落ち込んでいたため、その後の活動やゲームにも皆は興味を示さず、唯一の願いは美味しい食事にありました。
待ちに待って、ようやく秋の遠足が終わりました。
帰りのバスでは、皆は霜に打たれたナスのように元気がなく、来た時の高揚感とは対照的でした。