055:圧倒的な打撃、5つの第1位!_8

「はい」小林綾乃は軽く頷いた。

渡辺麗希は続けて言った。「今日の数学のテストには難しい問題がいくつかあって、一問間違えたと思うんだけど、綾乃、最後から二番目の答え覚えてる?」

「気にしてなかった」小林綾乃は淡々と答えた。

そのレベルの数学の問題は小林綾乃にとっては朝飯前で、気にしていなかったのも当然だった。

それを聞いて、渡辺麗希の目には更に深い尊敬の色が浮かんだ。

小林綾乃のような美人で成績も優秀な人は、本当に稀有な存在だった!

そのとき、渡辺麗希の携帯が鳴った。

着信を見た彼女は電話に出ずに、メッセージを送信した。

二人は歩きながら話し、すぐに渡辺麗希は小林綾乃と共通の趣味がたくさんあることに気付いた。

例えば。

小林綾乃はカタツムリ麺が好き。

彼女も好き。

小林綾乃はイケメンが好き、彼女も好き!