この言葉を聞いて、古川月は心の中で考えた。
今は確かに商売が順調だし、フランチャイズ展開を承諾すれば、チェーン店がどんどん増えていき、ブランドも大きくなっていくだろう。
そうなれば、上場も夢ではない!
それに加盟金も仕入れ代も取れるし、損はしないはずだ。
これらのOEM製品はもともと安いし、工場から10元で仕入れて馬場沙保里に100元で売れば、かなりの利益が出る。
古川月は開店してわずか数日で加盟希望者が現れるとは思わず、興奮を抑えられなかった。
「フランチャイズ加盟はいいですよ。ただし加盟金は少し高くて、20万元かかります」と言って、古川月は馬場沙保里を見つめ、続けて「でも沙保里さん、私たちはこんなに長い付き合いだし、あの時も店舗を取り戻せたのはあなたのおかげです。他の人には20万元ですが、あなたなら15万元でどうですか?スキンケア製品も原価で提供しますよ」と言った。