美人亭。
これはどんな無認可化粧品なの?
小林桂美がまだ神秘的な顔をしているなんて?!
田舎者は所詮田舎者ね。
いい物を見たことがない様子といったら!
小林桂美は続けて言った:「これは美人亭よ、今はお金があっても買えない化粧品なの。」
「小林桂美」城井お母さんは嘲笑って、「私を三歳児扱いしているの?」
こんな聞いたこともない化粧品なんて、お金をくれても要らないわ!
まして買うなんてありえない!
小林桂美は慌てて弁解せず、スマートフォンを取り出して、「信じられないでしょう?芳美にビデオ通話すれば分かりますよ。」
そう言うと、小林桂美は城井芳子とWeChatのビデオ通話を始めた。
すぐに相手が出た。
城井芳子は笑顔で「お義姉さん、こんばんは」と言った。
「芳美、こんばんは」小林桂美は丁寧に挨拶して:「もう食べた?」
「はい、食べました」と城井芳子。
小林桂美はカメラを机の上の美人亭に向けて、「芳美、あなたが言ってた化粧品を買ってきたわ!これよね?美人亭、間違ってない?」
ビデオ越しの城井芳子は体裁も構わず悲鳴を上げ、それから興奮して「そうそうそう!間違いない、それが美人亭よ、お義姉さん、私の目は間違ってない?本当に手に入れたの?」
画面上の城井芳子の反応を見て、城井お母さんは眉をひそめ、視線は再び美人亭に落ちた。
ただの普通の化粧品じゃない?
そこまで大げさにする必要ある?
「そうよ」小林桂美は頷いた。
城井芳子は続けて「お義姉さん、どうやって美人亭を手に入れたの?転売屋から買ったの?フェニックスシリーズが今は8000元もするって聞いたけど!これいくらで買ったの?」
「いいえ、定価で買ったの」小林桂美は淡々と答えた。
これを聞いて、城井芳子はさらに興奮した、「定価で?お義姉さん、聞き間違えてない?」
小林桂美は微笑んで、「うん、聞き間違えてないわ。本当に定価で買ったの。」
「すごい!お義姉さんすごすぎる!店員さんと知り合いなの?私にも紹介してくれない?私の同僚みんな美人亭欲しがってるの!」これには城井芳子の上司も含まれていた。
上司を喜ばせることができれば、インターンシップの評価も正社員への転換も心配ないはずだ。
そう考えて、城井芳子はさらに「お義姉さん、少し高くても構わないわ!」