ドアを入った時、彼女はほとんど自分を認識できなかった。
「私はプレイヤーになりたいからよ!」山下莉理はバッグを無造作にテーブルに投げ捨てて、「おばあちゃん、プレイヤーの巻き髪って知らないの?」
山下莉理は何もかも良かった。
ただ恋愛の道だけがうまくいかなかった。
恋愛するたびにプレイボーイに出会ってしまう。
毎回騙されて心身ともにボロボロになってしまう。
だから。
今日から、山下莉理はプレイヤーになることを決意した!
男性を手のひらで転がしてやる。
そう考えると、山下莉理の目には決意に満ちた表情が浮かんだ。
しばらくして、山下莉理は山下おばあさんを見て、続けて言った:「おばあちゃん、私この感じどう?きれい?」
自分のおばあちゃんが良い言葉を言ってくれないことを知っているのか、山下莉理は付け加えた:「二文字で表現してください。醜いという字は使わないでね。」