104:自業自得

山下言野は必死に自分の感情を抑えようとしていた。

しかし、顔はどんどん赤くなっていく。

頬から首筋まで真っ赤になった。

心臓の鼓動もどんどん速くなる。

まるで胸から飛び出しそうなほどだ。

スマートフォンもうまく握れないほどだった。

この子は一体どういう意味で?

彼のことが好き?

告白?

山下おばあさんは山下言野の様子がおかしくなっていくのを見て、続けて言った。「一体どうしたの?恋でもしているの?」

二階から降りてきた白川露依はちょうどその言葉を聞いて、「誰が恋してるの?」

山下莉理もちょうどその時に帰ってきた。

彼女は美容院で新しくパーマをかけた髪を揺らし、ピンクのシルクのキャミソールワンピースを着て、小さなヒールを履いて、一歩一歩家の中へ入ってきた。

妖艶な姿だった。