第178章 杉本瑠璃の反撃(7)

一分間で、数人の女子学生は杉本瑠璃に殴られて地面に倒れ込み、立っているのは杉本瑠璃と戦いに参加しなかった桜庭玲子、そして別の場所で戦っている桜庭葵と斎藤きくこだけだった。

もう一人...その場に立ち尽くし、呆然としている石川静香がいた。

杉本瑠璃は石川静香に手を出さなかった。最も痛快な部分は最後に取っておくべきだからだ。

石川静香は呆然と、もともと広くない寮室の床に横たわる女子学生たちを見つめていた。皆ひどく殴られ、顔を押さえる者、お腹を押さえる者、足を押さえる者、胸を押さえる者がいた。

状況は非常に異様で、石川静香は思わず唾を飲み込み、震える指で杉本瑠璃を指さしながら、「あ...あなた、何をするつもり!言っておくけど、や...やりすぎないでよ!」

杉本瑠璃は一歩一歩と石川静香に近づき、その途中で「うっかり」数人の女子学生を踏みつけた。踏まれた女子学生たちは悲鳴を上げ、非常に痛ましい声を上げた。