第191章 お風呂を手伝えと言うの?(5)

そっと、三島悠羽は杉本瑠璃を彼の大きなベッドに寝かせた。瑠璃の濡れた体でベッドが濡れることなど気にもしなかった。

杉本瑠璃は精神力を使い果たして気を失っており、今の自分の状態も、その後の三島悠羽の一連の行動も全く知らなかった。

もし瑠璃が目覚めていたら、三島悠羽の回復の早さに驚いただろう。今の悠羽には、先ほどまでの疲れた様子は全く見られなかった。

ベッドに横たわる瑠璃をじっと見つめ、悠羽は長い間考え込んでいた。最後には、自ら瑠璃の濡れた服を着替えさせることにした。

これは彼が瑠璃の服を着替えさせるのは初めてではなかったが、今回は悠羽にとって、まさに拷問のような苦痛だった。

瑠璃の肌の一寸一寸が、彼にとって致命的な誘惑を放っていた。長く細い脚、平らな腹部、そしてその上には、誇らしげに隆起した存在があった。

瑠璃はまだ17歳で、完全な女性になっているわけではなかったが、女性らしい魅力的な体つきは既に完全に備わっていた。

先ほど、びしょ濡れの服が体にぴったりと張り付いていた時も十分魅惑的だったが、今や下着姿となっては、さらに魅惑的だった。

悠羽は、自分がある日、一人の女性にこのような興味を持つようになるとは思ってもみなかった。以前は女性という生き物は面倒で不潔だと思っていた。

しかし少しずつ、瑠璃が彼の心を深く惹きつけていることに気付いた。体に触れても不快感はなく、キスをすれば素晴らしい感覚だった。

そして今、このような姿の瑠璃を見て、彼は初めて男としての衝動を感じた。瑠璃を押し倒して、その素晴らしさを味わい尽くし、心と体の高鳴りを体験したいと思った!

しかし、強い自制心が悠羽の衝動を抑えた。彼は瑠璃を手に入れたいが、決してこのような方法ではなかった。

だから...もはやこのような緩やかなアプローチは止めて、もっと直接的な方法を取る必要があるようだ。

結局、理性が高鳴る心を抑え込んだ。このような事は双方の合意があってこそだ。もし何かをするとしても、瑠璃が意識清明な状態で、全てをはっきりと感じられる状態でなければならない。

二人で同時に感じ合えてこそ、それは素晴らしいものとなる!

悠羽は長い間瑠璃を見つめた後、手際よく瑠璃の濡れた服を全て着替えさせ、パジャマを着せた。