杉本瑠璃は三島悠羽を睨みつけて、「私のことを随分と信頼してるのね。全部私に任せちゃって」と言った。
三島悠羽は笑い声を立てて、少し落ち着いてから「でも結果的に、私の判断は正しかったでしょう?私の妻は戦闘力が極めて高い。お爺様に認められただけでなく、水瀬玲奈のような女でさえ気絶のふりをするしかなかったんだから」と言った。
杉本瑠璃が水瀬玲奈の気絶が演技だったことを暴いた時のことを思い出し、皆が水瀬玲奈を見る目は実に興味深いものだった。
三島悠羽は男だから、細かい策略を弄することは好まなかった。
そして今日の杉本瑠璃の行動は、正直言って、彼をとても気持ちよくさせた!
そう、まさに痛快だった!
水瀬玲奈のような女を懲らしめるには、時には杉本瑠璃のような人物が必要なのだ。