第323章 杉本グループ(7)追加更新

杉本瑠璃は眉を少し上げ、両手を腰に当て、手に鍼を持って、「女は気まぐれなものよ、私も例外じゃないわ!あなた、服を脱いで、うつ伏せになって!」

三島悠羽は微笑んで、杉本瑠璃の前で、シャツのボタンを一つずつゆっくりと外していった。その動作は非常に慵懒だったが、骨の髄まで優雅さが漂っていた。

ツッツッツ!

この光景は...本当に素敵すぎる。

杉本瑠璃は自分を責めているようなものだと感じた。なぜこんなことを言ってしまったのだろう!

今、三島悠羽は彼女の言う通りにしている。その一つ一つボタンを外していく姿、その誘惑的な雰囲気は、まさに彼女の自制心を試しているようだった。

今日は麺類だけを食べていて良かった。もし滋養効果のある料理を食べていたら、目の前のこんな艶やかな光景に驚いて鼻血を噴いていたかもしれない。

杉本瑠璃はようやく三島悠羽への鍼灸術を終え、疲れてベッドに横たわった。三島悠羽は杉本瑠璃が疲れていることを知り、彼女を邪魔せず、ただ抱きしめて快適な姿勢に調整した。

抱きしめている杉本瑠璃を見つめながら、三島悠羽は微笑み、そして杉本瑠璃の額に軽くキスをした。

今日の鏡に映った二人の姿を思い出し、三島悠羽は体に変化を感じたが、腕の中で気持ちよさそうに眠る彼女を見て、我慢するしかなかった。

しかし、もし機会があれば、鏡に映った光景を試してみたいと思った。あの光景は本当に素晴らしすぎて、彼は自制心を失いそうになり、そのまま杉本瑠璃を抱きたくなったのだから!

そう考えると、三島悠羽の不満は更に強くなった。吉川先生は目処が立ったと言ったのに、薬草堂に行くと、目処は立ったものの、さらに研究が必要だと言われた。

つまり...この腕の中の小狐を食べるには、もう少し待たなければならないということだ。

でも食べる前に、少しからかうのも悪くない雰囲気作りかもしれない。杉本瑠璃が恥ずかしそうにしている姿を見るのは、とても可愛らしく感じる。

翌日、杉本瑠璃は朝も三島悠羽の腕の中で目覚めた。三島悠羽の輝く瞳を見た時、昨夜のことを思い出した。

そこで、すぐに口を開いた。「悠羽、私は麺が食べたいわ。昨夜と同じようなものを!」

普段なら、彼女が目を覚ますころには、三島悠羽は既に朝食を用意していた。

基本的に、三島悠羽の朝食には麺類は出てこず、おかゆ類が多かった。