048江渡の先生、成績はどう?_3

島田凜はこのようなことにすっかり慣れていて、体はとっくにこの痛みに免疫ができていた。

しかし今、軟膏を塗った部分が、かすかに痛みを感じた。

島田凜の腕の見える部分に薬を塗り終えると、白川華怜はティッシュを一枚取り出し、ゆっくりと指を一本一本拭き取り、そして蓋をしっかりと閉めた。

「持っておいて」彼女は薬の箱を島田凜の手に押し付けながら、淡々と言った。

島田凜は薬の箱を持ちながら、白川華怜を見つめて「これは...」

白川華怜は首を傾げ、足を組んで座り、人差し指で彼女が持っている緑の薬箱を空中で指し示し、意地悪そうに笑って言った:「見てわかるでしょ?無許可製品よ。あと2日塗り続けたら閻魔様に会えるわよ」

島田凜:「...」

しばらくして、彼女は小さな声で説明するように「私...階段から転んでしまって」