第17章 私に責任を取って

仁藤心春は夢見るような目で目の前の人を見つめ、無意識に彼の手を振り払おうとし、彼に触れ続けたいと思った!

体が燃えるように熱く、その見知らぬ欲望に、彼と密着したいという切実な思いに駆られた。

そうすることでしか、快感を得られないかのように!

しかし彼の手は依然として彼女の手をしっかりと押さえ続けた。「答えろ、本当に俺が欲しいのか?」

冷たい声が、先ほどの質問を繰り返した。

彼女は泣き出しそうな表情で、「欲しい……あなたが、私は……あなたが欲しい!」

「俺だけなのか、それとも俺以外の男でもいいのか?」彼は更に問いかけた。

他の男性……頭の中は更に混乱し、彼の言葉にどう答えればいいのか全く分からなかった。

彼女の沈黙に、彼は次第にいらだちを覚え始めた。特に、苦しさで目尻に浮かぶ涙と、絶えず動く体を見て……