第250話 サプライズプロポーズ

七夕の日。

東條煌真は特別な準備をして、林田瑶子にプロポーズしようと考えていた。

もちろん、これは林田瑶子には内緒の話だった。

しかし、林田瑶子の親友である夏目星澄は事情を知っており、喜んで協力していた。

ちょうどこの日は日曜日で、林田瑶子は朝早くから身支度を始め、夏目星澄に服装の相談をしながら、午後まで時間をかけていた。

「星澄、見てよ、この白いワンピースと、このピンクのワンピース、どっちがいいと思う?」

夏目星澄は夜のプロポーズのことを考えながらアドバイスした。「白がいいわ、白が似合うと思う」

でも林田瑶子は両方の色が気に入っていたので、夏目星澄にピンクの方を着てもらおうと思った。「うん、そうね。じゃあこっちは星澄が着てよ」

「冗談でしょ。お腹こんなに大きいのに、あなたのワンピースなんて着られないわ」