第373章 誕生日パーティーに参加する

花井風真は実はかなり早くから夏目星澄の家の前で待っていた。

ただ彼女が知らなかっただけだ。

彼女が現れるのを見て、目に思わず驚きの色が浮かんだ。

上品で優雅なシャンパンゴールドのイブニングドレスが、彼女の細い腰を絶妙に強調し、同系色のハイヒールと合わせて、かすかに見える脚を長く真っすぐに見せ、一度見たら目が離せないほどだった。

夏目星澄の顔のメイクはシンプルで、特別に着飾ったわけではなく、ただ場に相応しい服装を選んだだけだということが分かる。

しかし、彼女のこのような自然でシンプルな装いこそが、より一層人々を魅了するのだった。

花井風真は見とれてしまい、夏目星澄が近づいて彼の名前を呼ぶまで、我に返らなかった。

「星澄、今日は本当に綺麗だよ」花井風真は心から感嘆した。