火鍋を食べ終わると、桐山念は南雲泉と一緒に買い物に行った。
買い物で楽しみを見つけて、一時的に悩みを忘れてほしかったからだ。
全過程とても楽しかった。
桐山念は南雲泉のために可愛いドレスを何着か選び、南雲泉が新しい服に着替えると、傍らで写真を撮った。
そして結城暁に送信した。
「全部彼に送ったの?」南雲泉はドレスを試着しながら尋ねた。
桐山念は頷いた。「もちろん。出張中でもあなたのことを想って、見るたびにムズムズして、すぐにでも飛んで帰りたくなるようにしたいの。」
「じゃあ、私をもっと綺麗に加工してね。」
「必要ないわ。私たちの泉はこんなに可愛いんだから、生まれつきの美人よ。どう撮っても綺麗だし、それに私の撮影技術を信じてないの?」
南雲泉は即座に何度も頷いた。「信じてる信じてる、絶対に信じてます。」