第2章

「お姉さん、あの夜はそんなに乱暴だったから、弟が傷ついちゃったよ。心配してくれないの?」

彼は恨めしそうな表情を浮かべながら、その手は私の体の上を落ち着きなく這い回り始めた。

「お姉さんは人事部の人だよね?これって労災になるのかな?」

労災なんかじゃないわ!

せいぜい事故よ!

実は私はすごく冤罪なのよ。

京都のバーで、社会経験のない私は薬を盛られてしまった。

いわゆるデートレイプドラッグのような物だった。

薬が効いてきた私は全身が熱く、心が掻き乱された。

バーの入り口にいたクズ男たちを見ながら、両足が震えていた!

一瞬、欲望に屈服しそうになって、目を閉じて諦めかけた。

でも何とか踏みとどまった!

バーで女を漁る常連たちの思い通りにはさせない!

彼らの卑劣な性格は置いておいても、性病が怖かった!

自分の動画が後でアダルトサイトに出回るのも怖かった!

だから残された理性を振り絞ってバーから逃げ出し、民宿に戻った。

私の部屋は3階にあった。

2階まで来た時には、もう限界で堰を切りそうだった!

そんな時、2階のある部屋の半開きのドアの隙間から、ベッドに横たわる若い男性が見えた!

とてつもなくイケメンだった!

そして彼が私の解毒剤となった!

私は部屋に押し入り、彼が困惑する中、遠慮なく彼を我が物にした!

最初は拒否していた彼も、やがて応じてくれるようになった。

最後には攻守が逆転した。

この夜、私は声を枯らし、疲れ果てた。

幸い、牛は死ぬまで働けても、田んぼは壊れないものだ。

翌朝、七度も攻めた若い男性はまだぐっすりと眠っていた。

満足を得て、腰と足が痛む私は、賢者モードに入った。

自分を責め、後悔した!

自分を厳しく批判した!

そして2000元置いて、そそくさと逃げ出した。

彼がどうやってここを見つけたのか、天のみぞ知る!

「事故よ、本当に事故だったの。」私は苦笑いしながら説明した。