山本隆司は手に入れた後、ほぼ毎日妻と会っていた。ホテルに行くか、私の家で直接会うかのどちらかだった。
妻は恋をしている恋人同士のようで、山本隆司の言うことは何でも聞き入れ、私がいないこともあって、二人は我が家を自分の家のように扱い、裸で家の中を歩き回るほどだった。
私を殺す計画まであと2日、二人のあまりにも傲慢な態度に耐えられなくなり、小さな復讐を仕掛けることにした。
この日、妻は派手な格好をして、露出の多い涼しげな服装で、甘えた声で山本隆司に電話をかけ、私が会社に行ったことを伝え、暗示的な態度を見せていた。
以前は山本隆司から誘っていたのに、今では妻の方から山本隆司を誘うようになっていた。
山本隆司は当然二つ返事で来た。山本隆司が会社を出たのを見て、私は義父母を我が家に食事に招待した。自分は妻と子供が欲しいのに、妻が乗り気でないので、二人に説得してもらいたいと言った。