先ほどの青木翔の行動から、渡辺大輔はもう来ないだろうと分かった。そうでなければ、あんなに早く電話を切るはずがない。誰も彼女を助けに来ないなら、自分で火遊びをしているようなものではないか?
「離して、トイレに行きたいの」関口美子は抵抗しながら言った。
俊治兄と呼ばれる男は口を歪めて笑った。「俺が付き添ってやるよ。ちょうどトイレでの騎馬戦なんてまだ試したことがないからな、ハハハ……」
関口美子は目を動かし、素直に頷いた。「いいわ。でも先に手を離して」
俊治兄はそれを聞くと、大きな手を離した。ここは自分のテリトリーだ。関口美子に一分先に逃げ出させても、逃げられるはずがない。
二人はトイレに向かって歩き始めた。俊治兄は関口美子のしなやかな体つきと白い肌を見つめ、股間のテントは高く盛り上がり、今すぐにでも彼女を押し倒したい衝動に駆られた。