小村明音は驚いて飛び上がった。人に見つからないように、わざとコーナーを選んだのに、結局見られてしまった。
「私のアカウントじゃないから、怖くないわ」彼女だと分かって、小村明音は安心して言った。
野村香織は察して、頷いた。「それならいいわ」
「小林輝明のアカウントよ」小村明音は笑って言った。
野村香織:「……」
理屈では全てのインタビューが終わり、主催者の招待で、全員で記念撮影をすることになった。主催者が意図的だったのかどうかは分からないが、撮影の際に彼女と渡辺大輔を再び並ばせた。
……
中央公園、川辺。
小村明音は急いで帰らなければならなかった。柴田貴史が用事があると言って、小林輝明に先に送らせた。和敏と富田玲香は一緒に会社に戻った。今日は会社の社用車があったので、往復も便利だった。