第232章 また家を失った

豪華な年越し料理を作ろうと思っていたのに、一人で過ごすとはいえ、それらしく過ごしたかったのですが、その目標を立ててから3分も経たないうちに自然と忘れてしまいました。怠け者だからではなく、料理の腕前が全然ダメだったからです。せいぜい家庭料理を火が通るまで炒めることができる程度で、幸い餃子を作ることはできたので、お正月に餃子を食べられないということはありませんでした。

春節の夜会を見て、年越し料理を食べることは、春節の時期に大和国の何百万もの家庭が共通して行う二つのことです。スマートフォンで夜会のネット中継を見ていると、多くの新しい顔ぶれが目に入りました。もう何年も夜会を見ていませんでした。最後に見たのは、両親と一緒の時で、その時は家族で食卓を囲み、豪華な料理を食べながら、夜会の番組を見ていました。