第312章 安置

私は頭を上げて皆に静かにするよう合図した。

「怪我をした者は、まず治療を受けて、写真を撮って記念に残すこと。太平の世の中で、私たちの空都がこんな機会に恵まれることは滅多にないから、記念する価値がある。怪我をしていない者は、清掃を組織して、これも写真に撮ること。私たちの全ての損失を記録して、誰が破壊したのか、その者には倍返しで賠償させる。空都は誰でも好き勝手に出入りできる場所じゃない。今日の面子を取り戻せないなら、これからは空都を解散するしかないわ。」

皆の目が思わず輝いた。

「はい!星さん!」一斉に返事が返ってきて、耳が痛くなるほどだった。

私は虎さんの側にいた弟分のペンちゃんを残した。

ペンちゃんはとても物分かりがよく、前に出て言った。「星さん、虎さんが私に残って見張るように言ったんです。」