第330章:もう藤原さまを信じない

「かしこまりました、斉藤社長!すぐに手配します!」

斉藤若春は満足げな笑みを浮かべ、個室へと戻った。

……

午後いっぱい、時田浅子はネット上の出来事を心配していた。

どうやら、藤原時央はまだ忙しく、彼女の問題に気を配る余裕がないようだった。

スクロールしているうちに、彼女は突然ある投稿を見つけた。

【SQは本当に吐き気がする】

この投稿のタイトルはローマ字で略されていたが、時田浅子はなんとなく敏感に反応した。

彼女は思わずその投稿を開いてしまった。

投稿の内容は:SQがトレンド入りを独占していることについてどう思う?SQはわざとやっているのでは?彼女は声優なのだから、チームの宣伝時期を知っているはずでしょ?それなのに今日トレンドを独占するなんて、その意図は明らかすぎる!私たちの小TTを押さえつければ自分が人気者になれると思っているの?ファン活動を何年もしてきたけど、どんな変わり者も見てきたけど、こんな吐き気を催すような人に初めて出会った!