「かしこまりました、斉藤社長!すぐに手配します!」
斉藤若春は満足げな笑みを浮かべ、個室へと戻った。
……
午後いっぱい、時田浅子はネット上の出来事を心配していた。
どうやら、藤原時央はまだ忙しく、彼女の問題に気を配る余裕がないようだった。
スクロールしているうちに、彼女は突然ある投稿を見つけた。
【SQは本当に吐き気がする】
この投稿のタイトルはローマ字で略されていたが、時田浅子はなんとなく敏感に反応した。
彼女は思わずその投稿を開いてしまった。
投稿の内容は:SQがトレンド入りを独占していることについてどう思う?SQはわざとやっているのでは?彼女は声優なのだから、チームの宣伝時期を知っているはずでしょ?それなのに今日トレンドを独占するなんて、その意図は明らかすぎる!私たちの小TTを押さえつければ自分が人気者になれると思っているの?ファン活動を何年もしてきたけど、どんな変わり者も見てきたけど、こんな吐き気を催すような人に初めて出会った!