第330章:もう藤原さまを信じない

「かしこまりました、斉藤社長!すぐに手配します!」

斉藤若春は満足げな笑みを浮かべ、個室へと戻った。

……

午後いっぱい、時田浅子はネット上の出来事を心配していた。

どうやら、藤原時央はまだ忙しく、彼女の問題に気を配る余裕がないようだった。

スクロールしているうちに、彼女は突然ある投稿を見つけた。

【SQは本当に吐き気がする】

この投稿のタイトルはローマ字で略されていたが、時田浅子はなんとなく敏感に反応した。

彼女は思わずその投稿を開いてしまった。

投稿の内容は:SQがトレンド入りを独占していることについてどう思う?SQはわざとやっているのでは?彼女は声優なのだから、チームの宣伝時期を知っているはずでしょ?それなのに今日トレンドを独占するなんて、その意図は明らかすぎる!私たちの小TTを押さえつければ自分が人気者になれると思っているの?ファン活動を何年もしてきたけど、どんな変わり者も見てきたけど、こんな吐き気を催すような人に初めて出会った!

下には既に数千のコメントがついていた。

【ああ、本当にもう我慢の限界!やっと発散できる場所ができた!SQの行動は、吐き気を通り越して、最悪の最悪だわ】

【小TTがかわいそう。小TTが今日まで歩んできた道のりがどれほど大変だったか、みんな目の当たりにしてきたでしょ。完全に実力と演技力だけで芸能界で地位を築いてきたのに!私たちの小TTは本当に悔しい思いをしている。声優が主演よりも注目を集めるなんて、小TTは我慢できても、私たちは我慢できないわ!】

【それがどうした?我慢したくないなら、歯を折って血を飲み込んででも我慢しろ!】

【彼女の背後には資本があり、大金主がいて、強力な後ろ盾がある。私たちの小TTには何がある?】

【私たちがいるじゃない!上の人、資本の力に恐怖を感じないで。】

【ふん、小TTが今日声を上げたら、彼女のキャリアに影響が出ないと思う?SQが誰の足にすがっているか考えてみなさいよ!】

【私は小TTのファンではなく、純粋にSQが嫌いなだけ。彼女を罵ってもいい?】

【私も小TTのファンじゃない。SQは犬だ!】

【SQが外出先で×××することを呪う】

【SQには重病の母親がいるらしいけど、まだ生きてるのかな?もし亡くなってたら、お花を持って慰問に行くわ。】