時田浅子は藤原時央に抱かれて部屋に戻り、ベッドに寝かされた。
時田浅子はまだ囲碁を打ち足りなかった。
彼女は以前囲碁を知らなかったが、お爺さんから学んだばかりで、やっと面白さがわかってきたところだった。
「まだ8時だよ、あなたがこんな早く寝ることなんてないでしょ?」
「お前は俺の妻なのに、なぜ彼がずっと独占してるんだ?」
「誰があなたの妻よ!」時田浅子は反論した。
「違うのか?後で旦那って呼ばないって確信してる?」
時田浅子は顔を赤らめ、枕を手に取って藤原時央に投げようとしたとき、枕から一冊のノートが落ちた。
「これは何?」時田浅子はそれを拾い上げた。
最初のページを開くと、彼女は思わず笑った。「男の道?」
この字はお爺さんの直筆だった。
「第一条:妻の命令に逆らってはならない、妻には何でも従うこと。」