第499章:自ら首を差し出す

「あなたとこんな話はしたくないわ。謝罪しなければ、話し合いなんてできないわ!」森山緑はそう言うと、すぐに電話を切った。

時田浅子がお風呂から出てきたのを見て、ゆっくりと口を開いた。「番組側が折れてきたわ」

「謝罪はしないつもりなの?」

「うん、私たちに後ろ盾がないと思って、簡単に扱えると思ったのよ」

「もう少し様子を見ましょう。金恵は黙っていられないと思うわ」

森山緑はうなずいた。「今は焦っているのは私たちじゃないから、彼らがどう動くか見てみましょう」

「うん」時田浅子はうなずいた。

「浅子、私もお風呂に入ってくるわ。あ、それと出前を頼んだから、届いたら夜食にしましょう」

「夜食まであるの!幸せすぎる!」

「でも、体型を維持するために、今月はもう夜食は絶対ダメよ!」