時田浅子は一、二時間遊んだ後、藤原時央の指示に従って車をクラブのレストラン部門に停めた。
「ここで食事するの?お腹空いてないけど」
「喉は渇いてない?ここの物は悪くないよ。何か飲みたいもの、食べたいものがあるか見てみよう」藤原時央は時田浅子の手を握って中に入った。
「いらっしゃいませ!」すぐにウェイターが前に出て案内した。
「静かな席を頼む」藤原時央は指示した。
「かしこまりました、こちらへどうぞ」ウェイターは藤原時央と時田浅子を2階の窓際の席へ案内した。
時田浅子は、テーブルの上にいくつかのメニューが置かれているのに気づいた。
ドリンク類、西洋料理、中華料理、デザートがそれぞれ一冊ずつあった。
開いてみると、確かに種類が非常に豊富だった。
「急がなくていいよ、ゆっくり見て」藤原時央は優しく言った。