第147章 藤崎雪哉、あなたと別れたい!3

二日酔いの結果、午後まで寝てしまい、頭が爆発しそうなほど痛かった。

体を反転させると、何かが当たった。

手に取ってみると、それは高級な男性用のカフスリンクで、どうやら……藤崎雪哉のものだった。

でも、彼のものがなぜ彼女のベッドにあるのだろう?

もしかして、昨夜酔っ払って、彼の持ち物を漁ったのだろうか?

工藤みやびは頭をかきながら、昨夜は鈴木紀子と西村千晴と一緒にお祝いに出かけたことを思い出した。

そして小沢子遠たちに会って、プライベートレストランに行ったんだ……

ここまで思い出すと、自然と昨夜見たインタビュー番組のことも思い出し、目の光が徐々に暗くなっていった。

自分はまだ冷静さが足りない、テレビで彼らを見ただけでこんなに動揺するなんて、将来実際に会ったら冷静に対応できるだろうか?