翌日学校に着くと、朝の自習が終わるとすぐに放送で学校側の処分結果が発表された。
教務主任の吉田金太は生徒の親からの賄賂を受け取っていたことが発覚し、学校側から教務主任の職を解かれた。
あの金髪の女子生徒は何度も喧嘩に関わったため、退学処分となった。
山内三琴と他の数人の女子生徒は、全校に通達して批判された。
鈴木紀子はそれを聞くとすぐに彼女の教室に駆けつけ、興奮して言った。
「雅、聞いた?聞いた?あいつらに報いが来たよ」
工藤みやびは軽く微笑んだ。藤崎雪哉が介入したのだから、当然これらの人々が良い目を見るはずがない。
しかし、これでみんな大人しくなるだろうから、彼女は卒業まで安心して学校に通えるはずだ。
「さっき中山里奈の横を通ったとき、ちらっと見たら顔が青ざめてたよ」鈴木紀子は机を叩いて大笑いした。