第299章 工藤司は堀夏縁にプロポーズしたのか(加更)

二人がアパートに戻ると、傷だらけの藤崎千颯と藤崎千明がリビングのソファーに寝そべり、お菓子や飲み物を抱えてテレビを見ているところだった。

工藤みやびは二人を理解できない様子で見つめた。昨日まで深い恨みを持ち、殺し合いをするほどだったのに。

今は、仲良く兄弟のようにテレビを見ている。

「あなたたち...喧嘩したの?」

「二回ね」藤崎千颯は横を向いて彼女を一瞥し、言った。「彼が俺を殴って、それから俺が彼を殴り返した」

藤崎千明:「それから、二人で池田輝をぶん殴った」

工藤みやび:「……」

楽しければいいわね。

服を着替えたばかりのところに、鈴木紀子と西村千晴とのLINEグループに十数件のメッセージが立て続けに届いた。

スクロールして見てみると、鈴木紀子が送ってきたツイッターのリンクだった。