工藤みやびは数時間眠り続け、すでに明るい朝を迎えていた。
藤崎雪哉はすでに仕事を終え、彼女の隣で休んでおり、長い腕が習慣的に彼女の腰に回されていた。
彼女は体を翻して彼に向き合い、間近にある男性の端正な顔立ちを静かに見つめていた。
しばらくして、藤崎雪哉は物憂げな表情で目を開けた。
「見飽きた?」
工藤みやびは明るく笑った。「足りないわ、一生見ても見飽きないわ」
藤崎雪哉はその言葉を聞いて、上機嫌で彼女の唇にキスをした。
しかし、本来は単純な朝のキスだったものが、彼女が服を着ていなかったため、情熱的で熱いものへと変わっていった。
彼女は男性の手が体を這うのを感じ、息を荒くしながらキスを終わらせた。
「やめてよ…」
男性は彼女の首筋にキスをしながら、片手で彼女の手を取り、自分の熱く反応している部分に押し当てた。