第162章 あなたが行くところに私も行く!

神崎弥香は頭が混乱していて、どう深井麻衣に答えればいいのか分からず、黙って俯くしかなかった。

二人が食事を終え、神崎弥香が家に帰ると、荷物を整理している時に三神律が彼女にプレゼントした大箱のスマートフォンを見つけた。彼女は少し呆然として微笑み、その中から一台のスマートフォンを選び出し、残りのスマートフォンをきちんと整理してスーツケースに入れた。

彼女は少し考えてから川辺遥真にメッセージを送り、夜に一緒に食事をする約束をした。

それから彼女は荷物の整理を始めた。彼女の持ち物は多くなく、二つのスーツケースにすべて収まった。西田秀子から贈られたネックレスを大切に保管し、神崎貴美子から贈られたアクセサリーを持って中古ブランド店へ車で向かった。このジュエリーセットは彼女が想像していたよりも価値があり、最終的に定価の3割で売却し、20万元を手に入れた。