第417章 無頓着だから、恐れ知らず

知り合って間もなく、二人はとても相性が良いと感じて、結婚しました。

結婚してからは、生活のために忙しく過ごしてきました。これまでの長い年月、私たちはお互いに支え合ってきましたが、愛しているかどうかを口にしたことは一度もありません。

若い人たちの恋愛なんて私にはよくわかりませんが、私から見れば、一生を共に過ごせるならそれで十分です。」

安藤若菜は理解した。

島村おばさんと彼女の夫には、激しい恋愛はなかった。彼らの生活は平凡でシンプルだが、彼らの目には、それが愛なのかもしれない。

人それぞれ、愛の定義は違う。

島村おばさんの言うとおり、二人が一生を共に過ごせるならそれで十分。純粋な恋愛を追い求める必要などないのだ。恋愛がなくても、結婚はできるし、一生を共に過ごすこともできる。